6月から7月にかけて妹が家族連れで帰国していた為、その状況変化に疲れ果てた母。
その後、夕飯が少し手抜きになって来たなぁとは感じてはいたのですが、年も年だし作って貰ってる身分だし、その事については敢えて触れていませんでした。
ところが、数日前の夕飯が色々な事情を差し引いても衝撃的なものでした。
メニューはこちら。
・市販キャベツの千切り
これはキャベツ一玉を使い切れないだろうから、仕方がないかなぁ
・蛸の唐揚げ
食べたかったのかなぁ。お惣菜ではないので、蛸買ってきてちゃんと揚げてます。
・白米
自分のご飯はお茶碗によそっているのに、私の分は保存用の三角パックなのは謎。
・タラコ
母はタラコ好きなので良し。
・白菜を切ったものの上に、キムチ乗せたもの
???
これがその時の夕飯で一番衝撃的だったものです。
白菜って生で食べられるけど、その上にキムチ? 確かに食べられなくはないけど、何故この組み合わせ?!
母に「これってネットとかテレビでみたレシピなの?」と聞いたら、 「キムチ買って来たけど、よくわかんないし、白菜の上に乗せればいいかなって」と。
!?∑(゚Д゚)!?
作って頂いている以上食べるのは義務なので食べましたが、正直美味しくないし、見れば母も手を付けていません。
え、このキテレツ料理を食べたいから作ったんじゃないの?! と、流石に憤りを感じたので「コレ食べないの?」って言ったら、渋々お皿に盛って食べた感想が「キムチ辛いね」って。そこじゃないでしょう…。
母も今まで出来ていた事が段々出来なくなって来ていて、私もその事に対してキツく言っしまう事が増えてきた昨今。 キツく言えるのはまだ出来ると思えばこそだけど、それももう無理になっちゃったのかなぁ、出来ないんだったら色々考えないとなぁ、と切ない気持ちを抱えてその日の夕飯は終わりました。
いつも夕飯後は「美味しかったよ、ごちそうさま」と言うのですが、この日だけは言えませんでした。
その後。
母は何やらやる気が出て来た様で、コロッケや餃子などを作ってくれました。 頑張り過ぎてその後疲れてマズメニューが出てくるのは逆に困るのですが、
「最近頑張って凝った物作ってるね。久しぶりだし美味しいけどどうしたの?」
と母に言うと、 「普段なら『これちょっとしょっぱいね』とか色々言っても食べてくれてるのに、あの日の夕ご飯は文句の一つすら言わず無言で食べて、でも食べ切れずに残してるのを見て、そんなに美味しく無い物作っちゃって悪いなぁって思った」 と言われました。
母も不味かったんかい! っと言うツッコミをしたい所ではありましたが、母なりに思う事があって頑張ってる事は凄いなぁと思います。
「私はもうトシなんから、あなたが作ればいいでしょ!」と、いつ言われてもおかしくないのに、「美味しいものを子供に食べさせたい」って言う気持ちが持続している母には感謝しかありません。